牛乳瓶のフタで大富豪

こんにちは。お富です。

 

小学生の頃「牛乳瓶のフタ」を集めることが流行った時があります。

 

こんなフタです↑

 

僕らの小学生時代、給食の時は瓶の牛乳でした。
瓶の牛乳には紙でできたフタがしてありました。

 

牛乳のフタを集めることがクラスで流行った時があります。他のクラスでは日本酒のフタを集めているクラスもありました。

 

 

何かを集めて「価値がある」「価値がない」という判断をみんなでするという時期がありました。

 

実はこれはお金を学ぶ上でもかなり重要な体験だったなと思います。

 

牛乳のフタ=お金

教室=経済圏

 

このような形がすでに小学生の時にできていたのです。この経験からお金を稼ぐために必要なことは習得できます。

 

 

お金と経済圏を理解すると、今度やるべきことが見えてくるかもしれません。

 

 

今日はお金の勉強をしてみましょう。

 

 

 

フタの価値はみんなの総意で決まる

 

「おい!これスゲーぞ!こんなフタ見たことねーぞ!」

「おお!!スゲー!どこで見つけたん?未使用品じゃん!」

「マジで?これ県外のフタじゃん!マジほしー!」

 

教室の中でそんな話が繰り広げられていました。

 

机を囲んでみんなが牛乳瓶のフタを持ち寄って熱く語っています。

 

あるやつが誰も持っていない未使用のフタを持ってきて、見せびらかしていたのです。

 

僕らは見たことないフタを見た時、心を踊らせ、そのフタを無性に欲しくなりました。

 

 

「ねえ。これと交換してくれない?このフタ5枚あげるからさ、そのフタ1枚と交換してよ」

 

「いや。無理だよ。これスゲー貴重なんだぜ。家族と旅行行った時に持ってきたやつなんだ。もう手に入らねーよ。」

 

「わかった。じゃあこのフタ5枚とうまい棒3本でどう?」

 

「マジで!いいよ!交換しよーぜ!」

 

 

牛乳のフタという通貨で僕らはモノを交換していたのです。

 

小学生である僕らは「日本円」という通貨はほとんど持っていませんでしたが、牛乳のフタという通貨は持っていました。

 

 

そしてフタをたくさん持っているやつが強く、貴重なフタを持っているやつは人気者でした。だからみんなたくさんのフタを集め、誰も見たことのないフタを手に入れるために遠くまで旅していました。

 

 

牛乳のフタを集めるために情熱と時間を費やしていたのです。

 

 

 

本来はなんの価値もない牛乳のフタ。紙でできた丸い物体です。

 

 

しかし、教室のみんなが「これは価値がある」「これは価値がない」と言えば、そこに「価値」が生まれ、それで買い物ができていました。

 

 

未使用のフタ1枚は使用済みのフタ5枚と同じ価値

県外の会社のフタ1枚は使用済みのフタ20枚と同じ価値

 

 

みんなで話し合い、牛乳のフタの価値を決めていたのです。

 

そして、あるやつは牛乳のフタと鉛筆を交換したり、牛乳のフタと消しゴムと交換しているやつもいました。

 

 

牛乳のフタ同士でやり取りするのではなく、別のモノと交換するやつも出てきたのです。

 

 

僕らにとってはまさに牛乳のフタはお金だったのです。

 

 

これは今僕らが追い求めているお金を同じです。

 

 

「月100万円欲しい」というのは「牛乳のフタ100枚欲しい」みたいなもんです。

「牛乳のフタ100枚あれば会社を辞めて自由に暮らせる!」

こんな感じですね。

 

本当は紙切れなのに、みんなが「価値がある」と言えばそこの価値が生まれます。そしてそれを手に入れるために頑張ります。

 

その紙切れを手に入れることで、欲しいものと交換できるのです。

 

紙に「野口英世」が印刷されているものは1000円という価値になり
紙に「福沢諭吉」が印刷されていれば10000円という価値になる。

 

発行者が価値を決め、民が了解することで通貨は成り立っています。

この紙切れで別のものと交換できるのです。

 

これが通貨(お金)ですよね。

金の価値はみんなの総意で決まっているのです。

 

僕らは小学生の時に無意識のうちに通貨を作っていました。

 

教室は一つの経済圏だった

3年4組は一つの経済圏でした。

20人の男子の中で牛乳のフタ集めが流行り、牛乳のフタで経済を回していました。

 

あるものは牛乳のフタを手に入れるために牛乳屋さんに行き、大量のフタをもらってきます。

 

あるものは親に頼み、市外のスーパーに連れて行ってもらい手に入らないフタを手に入れます。

 

そしてどんどん価値のあるものが生まれていきます。

 

最初は給食で出てくる牛乳のフタしか出回らなかったのに、だんだん手に入りにくい県外のフタも出てきて、そこにみんなが「おお!これって価値あるよね!」というので市場はでかくなっていきます。

 

 

最初は20枚のフタでやり取りしていたのに、翌日にはさらに20枚増え40枚でやり取りします。3日後にはさらに20枚増え60枚でやり取りしていきます。

 

そして今度は県外のフタも登場し、県外のフタ1枚が普段手に入るフタ20枚分の価値を生み出します。

 

さらに未使用品のフタも登場し、そのフタ1枚は普段手に入るフタ30枚分の価値を生み出します。

 

3年4組の経済圏はどんどん大きくなっていきます。

 

それと同時に「格差」が生まれます。

 

牛乳のフタが少ないものは雑に扱われ、フタをたくさん持っているやつは人気者になり力を持ちます。

 

 

頭のいいやつ(ずる賢いやつ)は「牛乳のフタ5枚やるから明日牛乳屋に行って未使用のフタもらってこい」と言い同級生を使います。

 

そして彼は自分で労せず、フタを道具として人を働かせます。

彼はフタをさらに手に入れてフタ資産を増やし、牛乳フタ富豪になるのです。

 

彼は手に入れたフタを使い、どんどん人を雇い、もっともっとフタを手に入れるのです。

 

彼に雇われる同級生はどんなに頑張ってもフタ5枚です。朝から晩まで働いても報酬5枚と決まっています。

 

しかし人を使うやつは自分で働かず、フタに働かせます。フタ5枚という報酬で人を働かせ、どんどんフタを増やしていきます。

 

 

あぁ。これは経営者と従業員の関係ですね。

 

結局使われる男子はフタ持ちになれないってことです。

 

 

金持ち父さん貧乏父さん ロバートキヨサキ著の本にもありましたが、雇われる人間はいつまで経っても貧乏で、雇う側は金持ちになって行くのです。

 

3年4組という小さな教室の中で僕らは経済を作り、そこで仕事と価値を生み出していたのです。

 

 

頭のいいやつはさらにフタを増やし、使われるやつは一番労働してストレスを味わっている割に裕福にはなれません。

 

僕らは小学生の頃から「資本主義国家」を作っていたというわけですね。

 

 

特技でフタを集めるやつ

中には特技でフタを集めるやつもいました。

 

水島君はドラゴンボールの絵を描くのがめちゃくちゃうまかったのです。

 

真っ白い紙の上に鉛筆を踊らせ、悟空、ベジータ、ピッコロを鳥山明並みにうまく描くのです。

 

彼の周りにはいつも人だかりができ、「すげー!うますぎる!」と感嘆の声が上がります。

 

 

そして彼は絵を描くことを仕事にするのです。

 

「悟空の絵1枚と県外の牛乳フタ10枚で交換してやる」

彼は交換条件を提示します。

 

 

みんなは喜んで牛乳のフタを水島君に差し出します。

 

そして水島君の絵はさらに価値を上げて、10枚で交換した絵が今度は20枚で交換され、30枚で交換され・・・

初期に描いた悟空の絵は最終的に50枚で交換されるまでになったのです。

 

世界に1枚しかないピカソの絵画が価値を上げていく。そんな感じです。

 

 

水島君は牛乳のフタを集めるために自分の特技を使って集めます。真っ白い紙に絵を描き、価値を作っていくのです。

 

 

牛乳のフタを集めるために走り回るのではなく、自分の特技で価値を生み出すのです。

 

しかも水島君は絵を量産しません。絵をたくさん描けばもっと稼げるのに1ヶ月に1枚しか描かないのです。

 

水島君は分かっていたのです。

 

「絵が教室内にたくさん流通したら俺の絵の価値は無くなる。流通量を減らすことが俺の価値をあげるのだ」と。

 

 

水島君は小学生ながら「需要と供給」を知っていました。

 

 

3年4組内で水島君の絵が大量に流通したら絵の価値は無くなります。そうすれば水島君自体の価値も無くなるのです。

 

 

しかし、3年4組内で水島君の絵が1枚しかなかったらそれには価値が生まれます。20人の男子がその絵1枚を得るために必死になるのです。だから水島君の絵と描き手である水島君の価値は保たれます。

 

 

これは現代にも通じることです。

 

液晶テレビが出始めた頃は32インチで20万円していたのに、流通量が増えた現在と32インチで3万円ほどになっています。

 

市場に多く出回れば価値を無くしていくということです。

 

だから、流通量を抑えれば価値は保つことできるということですね。

 

 

日本国内には千円札の方が多く出回っており比較的簡単に手に入れることができます。逆に1万円札は千円札より流通量が少なく手に入れることも大変です。だから1万円札は価値を保つことができているわけです。

 

 

需要と供給は常に考えておくべきです。

 

 

そして、「特技があるやつは強い。創造できるやつは強い。」ということもあります。

 

需要はあるが、供給の少ないところを見つけ、そこで価値を創造できるやつは金持ちになれます。

 

僕は小学3年の時に思い知りました。

 

 

フタ 大暴落

牛乳フタ大富豪が生まれ、特技で牛乳フタを集めるやつが出てきた3年4組。

 

この時完全に格差ができていました。

 

 

フタのないやつは脇に追いやられ雑に扱われていました。意見する力はなく、誰も彼の声に耳を傾けてくれません。

 

 

フタをたくさん持っているやつは崇められます。みんなから慕われ、「うん!そうだね!〇〇君!君の言う通りだよ!」と彼の意見にはみんなが同調するのです。

 

今の社会と一緒です。

 

 

しかしこの日々は突然崩壊します。

 

 

あるやつがこんなことを言い出したからです。

 

 

 

 

「牛乳のフタなんかに価値なんかなくねーか?」

 

 

 

 

牛乳フタ集めに疲れ、飽きだした高井君がそんなことを言い出したのです。

 

 

その時多くの男子が「はっ!」とします。

 

俺らはフタの奴隷だったのだと。

 

 

あるやつは危険を犯し校区外までフタを追い求めにいくやつもいました。

 

あるやつは仲間のフタ欲しさに暴力を振るって奪うやつもいました。

 

あるやつは価値あるフタのデザインを真似して自分で作り、偽造するやつもいました。

 

 

こんなことに疲れた男子が「フタなんかに価値ねーよ。もっと大事なことあるだろ」と提言したのです。

 

 

 

フタ(金)を追い求めることに疲れた。もっと学校生活(人生)を楽しみたい。

 

3年4組内ではそんなムードに包まれます。今を楽しくことが大事なんだと気づいていくのです。

 

 

その時貧困状態にあった男子は歓喜し、

富豪であった男子はなんとかフタの価値を守ろうとします。

 

牛乳フタの価値が大暴落すれば、一瞬にしてゴミです。富豪男子は大きなショックを受けます。

 

 

革命を起こしたい男子と、権利を守りたい男子がいました。
(NHKをぶっ壊す)

 

 

しかし絵の上手な水島君は動じません。なぜなら彼は通貨が何に変わろうともまた通貨を得ることができると思っていたからです。「自分の特技は通貨が変わっても関係ない、人に価値を与えることさえできればまた通貨は得られる」と思っていたのです。

 

 

結局一番強かったやつは特技を持ち、人に価値を提供できる水島君だったというわけです。

 

 

これは今の時代も同じだと思います。

 

 

人に価値を提供できれば、通貨が変わってもまた別の通貨を手に入れることができます。通貨じゃなくても生きるために必要なものは手に入ります。

 

 

例えば水島君が「たった10分で上手くなる!絵を上手に描くコツ講座」というものを作れば人は集まり、通貨や食料で価値と交換します。

 

水島君は自分で絵を描くのではなく、絵の描き方を人に教えて教育ビジネスをするのです。そして生徒が増えれば水島君の価値はさらに上がります。「先生様」という称号が与えられます。

 

水島君が生徒と「君が描いた絵が売れたら1パーセントちょうだい」という契約をしたら、水島君は働かずして収入を得ることができます。生徒数が増え、優秀な絵描きを輩出すれば水島君はさらに裕福になっていきます。

 

水島君は教育して人のレベルを上げ、仕事を作り、市場のレベルを上げます。結局水島君が一番有利な立場にいるということです。

 

 

特技があり、人に価値を提供できれば時代や環境が変わっても生きていけるということですね。

 

 

僕らは「価値を提供する」ということをいつも考えていないといけません。

 

 

「手に職は強い」と言いますが、職人は価値を提供できるので環境が変化しても動じなくてすみます。

 

 

大事なことは今を楽しむこと。

それまで牛乳フタの奴隷になっていた男子たちは、解放されました。

 

今まで紙でできた丸い物体に自分の全てを捧げていたのです。そこには苦痛とドロドロした嫌な感情しかありませんでした。

 

 

そして3年4組は「みんなでバスケやろうぜ!」という話になりました。当時スラムダンクが流行っていたからです。

 

 

彼らは牛乳のフタを忘れ、学校生活を楽しむようになり、放課後は部活を頑張るようになり、みんなと協力して上を目指すことに楽しみを覚えました。

 

 

自分を成長させることに喜びを感じ、チームで上を目指すことに喜びを感じ、後輩が入ってきたら後輩を成長させることに喜びを感じ始めます。

 

 

フタ(金)ではなく、今を楽しむことが一番いいんだと気づきます。

 

純粋に今を楽しむことが一番いいんだと気づくのです。

 

 

まとめ

今回は牛乳のフタでも通貨になるという経験談からお話ししました。

 

このような経験をした人は多いのではないでしょうか?特に男子はこういった経験をしている人はいると思います。

 

 

男子なら牛乳のフタや日本酒のフタやビックリマンチョコのシールが通貨になっていたと思います。

 

 

女子ならプロフィール帳が通貨になっていたかもしれません。

 

 

実は小学生の時に僕らは無意識のうちに通貨と経済圏を作っていたのです。

 

本来は価値の無い物質もみんなが「価値がある」といえばそれで物と交換できる価値が生まれます。

 

 

日本人は「お金に弱い」と言われます。学校でお金の勉強を教えてもらえていないからです。

 

 

ですが、無意識のうちに僕らは自分でお金の勉強はしていました。決してお金に弱い訳ではないんです。

 

 

 

今後大事なのは「価値を生み出す」ということです。

 

 

日本円が大暴落して全く価値がなくなっても、世の中に価値を生み出すことができれば生き残れます。

 

 

例えば、野菜を作る技術があれば、その方法を人に教えたらお米をもらえるかもしれません。それで生きていけます。

 

 

自分で特技や強みを持ち、それを価値として提供できれば、日本がどうなろうと生きていけるのです。

 

 

結論としては、「特技や強みを持ち、環境が変わっても価値を提供できる自分になろう」ということです。

 

 

金を追い求めるのではなく、人生を楽しみましょう。

 

 

 

 

 

今日のお話はこれで以上です。

 

 

 

 


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